2度目の山中温泉_h30.09.26〜29
のんびり歩いて温泉でくつろぐ、それが性に合ってきました。
前年4月に訪ねた 山中温泉 を再び訪ね、前回見ることが出来なかったところを歩いてきました。
2018.10.06 G.Kitoh
下の全写真を左クリックしますと、多少大きめな写真(横1020ピクセル)でご覧いただけます。
2018.09.26
神戸空港から大阪に出て1泊。翌日、バスで山中温泉へ向かいました。
機内からの景色
石川県七尾市
曇っていた空ですが雲が切れて大きなタンクが見えました。ENEOSグローブガスターミナルの備蓄タンクです。
【写真:No1 石川県七尾市】
兵庫県加古川市
瀬戸内海に面して大きな工場が建っています。神戸製鋼所加古川製鉄所です。
神戸空港
エア・ドゥ(AIRDO)を利用しました。エア・ドゥは今年12月で就航20周年を迎えます。
後方の飛行機は、ソラシドエア(Solaseed Air) と分かりました。北海道と九州の飛行機が写りました。
【写真:No3 神戸空港】
お好み焼き
ホテル近くの「お好み焼き工房メロディ」で食べました。美味しかったです!
【写真:No4 お好み焼き】
2018.09.27
蕪村句碑
バス乗り場近くに 梅田芸術劇場 があります。その庭に蕪村の句碑があるので寄りました。
金属製のモダンな碑です。句は「菜の花や月は東に日は西に」です。
【写真:No5 蕪村句碑】
こおろぎ橋
山中温泉に到着、こおろぎ橋 に行きました。橋脚の点検補修工事を行っていました。
【写真:No6 こおろぎ橋】
宿のロビー掛け軸
昨年4月と比べると、両側のものが取り替えられていて展示物が増えていました。
【写真:No7 ロビー掛け軸】
2018.09.28_山中温泉
山中温泉で芭蕉が泊まった宿、泉屋の主人は泉屋又兵衛といいます。
芭蕉が来た時は14歳で、幼名久米之助と名乗っていました。芭蕉は彼に 桃妖 という名を与えました。
芭蕉は「桃青」とも号していましたから、その一字をとって名付けたことになります。
妖という漢字には、みずみずしく美しいという意味がある、と紹介している文がありました。
その桃妖を訪ねることも今回の目的でした。
桃妖の句
泉屋跡に、桃妖が詠んだ「旅人を迎えに出ればほたるかな」の句があります。
宿のあるじらしい句です。
【写真:No8 桃妖の句】
芭蕉の館
昨年入館できなかった 芭蕉の館 に行ってきました。1時間15分見て回りました。
【写真:No9 芭蕉の館内部】
庭が広くきれいに整備されていました。
【写真:No10 芭蕉の館庭】
医王寺
桃妖のお墓がある医王寺は、薬師堂とも呼ばれ芭蕉も訪ねています。
【写真:No11 医王寺】
芭蕉の「山中や菊は手折らじ湯のにほい」の句碑と像があります。
【写真:No12 芭蕉句碑】
桃妖の墓が分からなくて尋ねると、お寺さんが親切に案内してくれました。
桃妖と妻の二人の名前が一つの墓石に彫っている、この時代めずらしいことですと説明してくださいました。
桃妖居士と潮音大姉読めます。仲がよいいい夫婦だったのでしょう。
【写真:No13 桃妖墓】
芭蕉堂
鶴仙渓の下流側に芭蕉堂があります。明治43年建てられたものです。
ここに、桃妖の「紙鳶(たこ)きれて白根ヶ嶽を行方かな」の句碑があります。
芭蕉堂の中には、小さな芭蕉像が置かれています。
黒谷橋
芭蕉堂の近くに黒谷橋があります。芭蕉はここを訪ねています。
また、山中温泉から那谷寺へ向かう芭蕉を見送った場所とも言われています。
【写真:No16 黒谷橋】
現在の橋は昭和10年に建て替えられたものです。
橋の柱に「この川の黒谷橋は絶景の地なり 行脚の楽しみここにあり」と芭蕉が語ったことを刻んでいます。
【写真:No17 芭蕉文学碑】
桃の木公園
桃妖の碑やガソリンポンプを展示しています。彼岸花がたたずんでいました。
【写真:No18 桃の木公園】
2018.09.29
加賀温泉駅から特急に乗り大阪へ、大阪空港から帰路につきました。
台風24号が近づいてきて山中温泉に雨が降ってきました。
【写真:No19 29日朝】
飛行機が苫小牧付近に近づいた時の西の空です。海に夕日が映り見事な景色でした。
【写真:No20 機内から見た夕日】